数年前にピークを越した気配もあるものの、WinnyなどP2Pソフトはまだ相当数の利用者がいるようです。素人セックス動画やハメ撮り画像がインターネット経由で流出する事故は、引き続き現在も起きています。
ここで言う「ハメ撮り」とは、プライベートセックスの様子を当事者自身が撮影することです。ラブホテルなどにおける素人ヌードも含め、個人がデジカメや携帯電話のカメラで撮影した画像や動画が、撮影者の意図に反してネット上に漏れ出してしまう。それが、セックス動画流出です。
通常、パソコンのハードディスクの中には、ユーザ自身が作成した様々な書類やメールなど、名前や身元を示すものが多く入っています。それらのファイルが画像などと一緒に流出すると、当事者は壊滅的な被害をこうむることになりやすいのです。
更に、いわゆる「顔出し」と呼ばれる、目鼻立ちが写り込んだ画像はダメージを倍加させます。その種の画像は見る側の劣情を刺激しやすく、話題になりやすいのもあります。
根本的なセックス動画流出対策は、結局は一つしかありません。それは、撮影をしないことであり、させないことです。わかっていても止めてくれないなら、せめて顔出しでセックス動画を撮影するのは拒否すべきです。
そして、あなたが男性で、恋人や奥さんをハメ撮りした動画や画像を持っているなら、速やかに削除するのが賢明です。それも、ただ消すだけでなく、復元ツールでも復活できない状態にすれば安心です。
そのリスクを自覚して尚、顔出しプライベートセックスの動画や画像を保持するのなら、徹底的にリスクを洗い出し、立てた対策を面倒がらずに実行することです。そして、それでも残存リスクがゼロにならないことを、撮る側も撮らせる側も理解しておく必要があるでしょう。
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